共通サービス開発グループ

KINTOやTFS(トヨタファイナンシャルサービス)が提供するWEBサービスやアプリで、共通的に使用されるシステムの構築に取り組むグループ。会員情報管理を行う「会員プラットフォーム」や請求、支払いの管理を行う「決済プラットフォーム」を皮切りに共通サービスを企画開発、ほぼ全てのサービスに関連する共通部分の開発を担うことで新規サービス開発のスピード向上に貢献します。

TALK MEMBER

  • マネージャー

    K.U.

    マネージャー

    2021年5月入社。
    共通サービス開発グループのマネージャーで、会員プラットフォームを構築するチームのプロダクトマネージャーを務める。ソフトウェア会社のSE出身。大手IT企業からベンチャー企業への転職経験やネットクリーニング事業のプロダクトオーナーなど、多彩な経歴を持つ。

  • エンジニア

    K.W.

    エンジニア

    2020年5月入社。
    2021年12月にKINTO開発グループから異動し、エンジニアとして決済プラットフォームの構築に取り組む。前職は元請のSIer企業で、ウォーターフォール型開発にプロジェクトリーダーとして従事。上流から下流まで幅広いスキルを持つ。

  • エンジニア

    A.N.

    エンジニア

    2022年1月入社。
    エンジニアとして会員プラットフォームの構築を手がけながら、次期共通システムの検討や事業サイドとのコミュニケーションを図る役割を担う。前職はモバイルゲームやスポーツ、ヘルスケア事業を手掛けるメガベンチャー企業のエンジニアで、数々の新規事業立ち上げに参画。

ABOUT GROUP

相通ずる“システム”と“存在”を目指して。

question 共通サービス開発グループはどんなグループですか?

K.U.
WEBサービスやモバイルアプリの開発において、必要となる共通機能=会員プラットフォームや決済プラットフォームの開発を手がけるグループです。KINTOの名前が付くサービスやTFS関連のサービスをひとつのアカウントで利用できるよう、様々な共通機能を構築することを目的としています。現在は会員プラットフォームと決済プラットフォームを開発するチームに分かれており、私は会員プラットフォームのプロダクトマネージャーを務めています。
K.W.
共通サービス開発がグループ化されたのは2022年1月です。複数のサービスを立ち上げる過程で、共通的なシステムの開発のみを担う我々のグループが誕生しました。新規サービスの開発スピードを高めるために、現在は決済プラットフォームの内製化を進めています。今後はログインシステムや業務ツールなどの開発も手がける想定です。

question 社内におけるグループの役割や特徴を教えてください。

K.U.
KINTOテクノロジーズは、トヨタがモビリティに真剣に取り組む過程で生まれた技術集団です。そのため共通サービスという名の下に、モビリティサービスの中核となるシステムを構築することが求められています。それがどういった形になるのかを追求するために、今は役割を決め切らず足りていないと感じるものを他のグループと協力しながら一緒に作っていくという姿勢を大事にしています。
A.N.
KINTOテクノロジーズの目的は、サービスを通じて移動の楽しさを知ってもらうことです。今は会員プラットフォームという文脈から共通システムの構築に携わっていますが、将来的にはその先に数々のサービスが生まれることが重要です。そのため未来へ種を蒔く気持ちで、グループ外の人と関係を築くことを心がけています。グループ内には同じように将来に向けて積極的な思考を持っている方が多く集まっています。

ABOUT WORK

これから描かれる、未来のための今。

question 今挑戦していることやそれぞれの課題について教えてください。

K.W.
私は本格的なスクラム開発とドメイン駆動設計という未経験の開発手法に取り組んでいます。前職で経験したウォーターフォール開発と異なりアジャイル開発はスピード感が重要なため、その違いに慣れることが課題です。社内で開かれている勉強会に参加したり、アジャイル開発に詳しい人から助言をもらいながら進めています。
A.N.
今、挑戦を始めているのは組織のカルチャーづくりです。社内にはITベンチャー的な風土が十分に根付いていないと感じるので、細かい情報の発信や他の方の手が回っていない領域のデータ分析や提案を通して、組織の中で「これ足りてないな」と感じるものごとに積極的に関わるようにしています。
K.U.
共通サービスを開発する上で重要となるのは、グループ外の人との繋がりだと思います。共通機能として良いものを作るには自分でなんとかするというベンチャーマインドだけでなく、トヨタのような大きな企業のやり方を理解しながら新しいものを生み出す能力が必要です。そのため、包容力と突破力を持ち合わせた人材を集め大手企業が内製化したシステム会社のモデルケースとなれるよう、人との繋がりを上手く作っていきたいと考えています。

question 仕事のモチベーションになっていることや心がけていることを教えてください。

K.W.
日々の仕事を通して、自分もチームメンバーも「スキルアップしている」と実感できることがモチベーションに繋がっています。新しいことを学び実践する、というスキルの循環が繰り返されているので次はさらにパワーアップしているものを作ろうという気持ちになります。心がけているのは、各サービスからの要望を満たしつつ複数のサービスにとって共通的な基盤となるものを作ることです。口で言うのは簡単ですが、そのためには複数の異なるサービスから共通する要素だけを抽出し再構築するという作業が必要になります。共通サービスがひとつのサービスの特徴に寄ってしまうと、他では使えなくなってしまうのでそのバランスを常に意識しています。
A.N.
会社の5年10年先を想像した時、自分の子供達が働きたいと思うような会社にしていきたいと思うので、今はそこを目指すことがモチベーションになっています。さらに社会に対して優秀なIT人材を輩出できるような組織を目指したいです。私は実現が難しいとされる課題に取り組むことが好きなので、KINTOテクノロジーズの課題が沢山ある今の環境に魅力を感じています。
K.U.
イノベーションを起こすためにひとつのサービスに囚われることなく、どんどん新しいサービスを世の中に出していきたいと考えています。そのため「それは僕の仕事じゃない」と言わない、また役割に引っ張られて遠慮することがないように心がけています。正直、大きな組織ゆえにまだふわっとしたままになっている部分もあります。しかしベンチャーのように一人の力でどうにかなるようなプロジェクトの規模ではないので、グループ名や役割に依存せず協力し合える組織になっていきたいと思います。

ABOUT CULTURE

連携が鍵となる、組織のあり方。

question KINTOテクノロジーズのどんな部分に魅力を感じて入社したのか、転職の動機を教えてください。

A.N.
「移動の喜び」に焦点をあてたKINTOのブランドコンセプトに興味を持ちました。私は2015年頃からモビリティ事業に関わっていますがIT業界では移動効率を中心に考え「どこでもドア」のように瞬間移動出来る体験を求めることが多いです。そんな中、 KINTOは旅先体験を提供する「モビリティマーケット」を運営しています。車の買い方だけでは無くライフスタイルにも変化を起こし、会社名の由来である「金斗雲」のように移動の楽しみを提供しようとしている点に惹かれました。
K.W.
中小企業で働いていたので、トヨタのような社会に大きな影響を与える環境でエンジニアとして挑戦すること自体に興味を持ちました。また、元請けではなく内製開発エンジニアとしてスピード感を持ってビジネスメンバーと共にシステムを開発したいという願望もありました。前職ではマネージャーとして調整業務が増えていたので、ビジネスのことを考えながら技術も磨ける、最前線で開発に関われる環境に惹かれたことが主な理由です。

question 入社後に感じたギャップやグループの雰囲気について教えてください。

A.N.
正直、組織としては金斗雲のように気軽に乗れる乗り物ではなく、巨大な戦艦のようだなと感じています。次々に新しい事業が立ち上がっているため情報に追いつくだけでも多大な労力を要します。今も既存システムの上に成り立ってきた歴史と、システムの全貌を把握することに苦労しています。KINTOテクノロジーズは部門を跨いで協力する文化が強く根付いている組織です。過去二年間のコロナ禍で急激に人が増えて成長した事が他社にはないその独特の文化を生み出していると感じています。
K.W.
経験の浅い開発手法や考え方に慣れるのに少し苦労しましたが、社内には詳しい人が沢山いたのでその都度助けてもらい、うまく軌道に乗せることができたと思います。私が入社した頃はKINTOがより混沌としていた時代で、足りない部分は助け合ってなんとか乗り越えてきたという自負があります。また共通サービス開発は全員コーディングができ得意分野に濃淡があるという状態ですが、心理的安全性に気を付けながら真摯に日々議論とアウトプットをしています。和気藹々とした雰囲気の中で、それぞれがやるべきことに取り組んでいると思います。

ABOUT HUMAN RESOURCES

共通サービスから、トヨタの未来を創造する。

question グループとして、どんな人材や人物像を求めていますか?

K.U.
採用の際、特に意識しているのはインターネットサービスの仕組みを理解した上でエンジニア的な視点を持って積極的に提案ができるのかということと、技術の領域を超えて業界のトレンドや今どんなサービスが求められているのかを具体的に語れるのかという2点です。技術的なバックグラウンドがありつつ、サービスとして何が必要なのかを正しく捉えることができる=ビジネス視点を持っていることが望ましいと思います。
K.W.
自分の言っていることが100%正しいという意識ではなく、他の人と理解し合うことを大切にできる人が合っていると思います。そして技術的には自分の強みを持った上でコーディングできる人が良いと思います。KINTOテクノロジーズはグループ問わず自分から積極的に飛び込んでいける人が活躍しているので、待ちの姿勢ではなく自分から動ける人が向いていると思います。

question 最後に、求職者へ向けて伝えたいことがあればお願いします。

A.N.
共通サービス開発グループには、サービスをより良くしていくために設計の段階から色々な視点で意見をぶつけ合う文化があります。そのためそういうことが好きな人や業務以外のところでも興味を掘り下げる癖がある人が合っていると思います。全く関係ない業界で働いていたとしても、掘り下げていくと技術的な繋がりがある場合もあるので、ものごとを深く掘り下げた経験がある人は強いのではないでしょうか。
K.U.
国内最強メーカーとも言えるトヨタがインターネットを繋いで新しいものを生み出そうとしている今この瞬間に関われるというのは、他にはない魅力だと思います。共通サービス開発グループはその肝となるパーツを担いながら、KINTOをはじめとするトヨタグループの重要なサービスに関わっていけることだと思うので、技術としても組織としてもハブになれることにモチベーションを感じられる人に来て欲しいと思います。