プラットフォームグループ

KINTO ONE・モビリティマーケット・KINTOマガジンなどのユーザー向けサービスから、データ分析基盤・グローバルIDなどの業務システムなど全てのインフラを支えるグループ。AWSを中心とするインフラの設計・構築・運用の他に、開発グループの立ち上げをサポートするDevOpsの機能や、システムの障害を受け付け対応するMSPの機能も担っています。

TALK MEMBER

  • マネージャー

    T.I.

    マネージャー

    2019年12月入社。
    マネージャーとしてグループの立ち上げから携わり、MSPとSecurityのリーダーも務める。国内最大級のECサイトを手かげるIT企業出身。Server Administrator、SREチームのマネジメントを手がけた後KINTOへ入社。

  • インフラエンジニア

    M.T.

    インフラエンジニア

    2020年5月入社。
    インフラに関わる設計・構築・保守全般を手がけるSystem Administratorチームのリーダーを務める。コミュニケーション能力が高く、グループのムードメーカー的存在。前職は広告代理店のインフラエンジニア。

  • SREエンジニア

    N.O.

    SREエンジニア

    2020年5月入社。
    サイトの信頼性を高めることを目的とするSREチームに所属。新卒でSIer企業に入社し、バックエンドエンジニアとして音楽配信サービスを手がける企業のAPI開発やCI/CD、AWSのインフラ管理していた経歴を持つ。

  • DevOpsエンジニア

    J.S.

    DevOpsエンジニア

    2021年5月入社。
    アプリ開発の立ち上げをサポートするDevOpsチームでエンジニアを務める。前職は航空系のシステム子会社でインフラエンジニアとしてインフラ開発のマネジメントに取り組む。

  • DBREエンジニア

    K.A.

    DBREエンジニア

    2022年2月入社。
    データベースの観点からプロダクトやサービスの稼働率を守るためのツールを提供する、DBREチームの立ち上げを担当。前職はHR Tech系の企業。DBRE組織やCCoE組織の立ち上げに従事した経歴を持つ。

  • MSPチームリーダー

    A.T.

    MSPチームリーダー

    2021年1月入社。
    MSPチームのリーダーとして外部委託先のメンバーや開発グループとのコミュニケーションを図る。名古屋オフィス勤務。前職は車の部品メーカーでサービスデスクやプロジェクトマネジメントオフィスのマネージャーを担当。

ABOUT GROUP

足りないものを補いながら土台を築く。

question プラットフォームグループはどんなグループですか?

T.I.
インフラエンジニアとして私がサーバーを作りながら徐々にメンバーを増やしていきDevOpsやSRE、Securityといったチーム分けを経て、2021年5月に全ての機能を総称したプラットフォームグループとして発足しました。現在は「System Administrator」「DevOps」「SRE」「MSP」「Security/Other」「AIOps」とい6つのチーム構成で、AWSを中心としたインフラの設計・構築・運用からEmbedded DevOpsの立ち上げ、サイトの信頼性の向上、障害を受け付けるサポート機能、全てのセキュリティ対応、AIを活用したIT運用管理などの幅広い機能を担っています。インフラ業務にとどまらず、プロアクティブに開発サポートが行えるチーム編成を目指しており、現在はKINTOテクノロジーズが手がけるほぼ全てのインフラを管理しながら、開発グループに不足している機能も兼ね備えている状態です。
N.O.
私はSREチームのエンジニアです。我々が目指すSREでは1日の業務のうち50%をシステムの環境・構築・運用ではなく信頼性を保持するための時間に充てることや、SLI/SLOといったサービスレベルの指標を定めた上でそれらを実践することが役割として掲げられています。プラットフォームグループはその考えをもとに「サイトのリライアビリティを上げる」という目的を持ったSREチームが存在しており、インフラの構築・保守を務めるSystem Administratorとは切り分けられているという特徴があります。

question 社内におけるグループやチームの役割を教えてください。

T.I.
社内におけるプラットフォームグループとしての役割は、AWSを中心とするインフラの設計・構築・運用です。現在は開発を手がけるKINTOテクノロジーズのプラットフォームグループという位置付けですが、今後はトヨタグループのプラットフォームグループとして機能できるようグループのあり方を探っていきたいと考えています。
M.T.
System Administratorチームはインフラに関わる設計・構築・保守全般を担い、新規システムの要件定義や既存システムの追加要件、障害対応などを外注せず全てチーム内で手がけています。また2020年からInfrastructure as Codeによるインフラ構築のコード化に取り組んでおりある程度ナレッジが蓄積されてきたので、今はその資産を活用するというフェーズにいます。
N.O.
SREはSite Reliability Engineeringという名称の通り、サイトの信頼性を高めることに目的を置いたチームです。例えばテレビで放送されたお店のサイトにアクセスが集中してサーバーがダウンしてしまい、サイトを見られなかった人がお店に来なかったことによる機会損失も信頼性の問題と考えることができます。色々な角度からサイトの信頼性を高め、プロダクトの利益を最大化する動きが求められます。
J.S.
DevOpsチームは社内でアプリケーション(以下、アプリ)を開発する際に開発グループがスムーズに開発をしてアプリの価値を高めていけるよう、CI/CDなどのツールの共有化やテンプレートの作成をしています。一部ではアプリの運用まで携わっているプロジェクトもあり、障害対応や一時対応などの受け付けもしています。
K.A.
DBREはこれからチームを作っていく段階です。DBREはデータベースの観点からサイトの稼働率を向上させるという役割ですが、日本では浸透していない成長過程にある取り組みです。そのためKINTOテクノロジーズでDBREの王道を作ることが自分の仕事だと考えています。
A.T.
MSPチームの役割は、これまで開発グループの担当者がそれぞれ実施していたシステムの運用・保守・監視の定型化された業務とサービスデスク業務をサポートすることで開発グループの業務効率化を図ることです。現在は20人名ほどの外部委託チームと連携しながらサポート業務に励んでいます。

ABOUT WORK

サービスが成長するための環境を作る。

question 現在、取り組んでいる業務の課題について教えてください。

M.T.
現在はベースとなる環境が十分に揃っていない状態なので、とにかく基盤を作り込んでいるという段階です。そのためある程度ベースが整ってからソリューションを提供した後で、どのように改善してより使いやすいものにしていくかという課題と向き合うことになると思います。
J.S.
DevOpsの課題はアプリ側のプロジェクトと密接に関係があります。プラットフォームグループとして一方的にソリューションを提供しても、使ってもらえなければ意味がないため、アプリ側とのコミュニケーションを通じて組織的な仕組みを強化し頼りにされる存在になっていくことが重要です。最終的には技術や仕組みを開発グループに浸透させ、プラットフォームグループからDevOpsチームを無くすことが目標だと考えています。
A.T.
今はいくつかのプロダクトから少しずつ業務の委託を進めていますが、各プロダクトから委託したい内容はそれぞれ異なる状態です。そのため委託する内容やその流れを標準化しMSPの作業を効率的にすることが課題で、ゆくゆくは開発グループに標準的なフォーマットを築きたいと考えています。

question 仕事をする上で、特に心がけていることはありますか?

N.O.
今は自分自身が苦手としている「必ずしも正論が通用するわけではない」という考え方を意識するよう心がけています。サイトの信頼性を高めるために、Googleが提唱する信頼性のヒエラルキーの下から順に取り組もうとしていますが、多くの人を巻き込みながら組織のあり方や仕組みを整える必要があります。そのためSREの文化を広げていくには「正しいからやるべき」という姿勢ではなくサービスの信頼性の向上がいかに重要なのかを伝え、理解してもらえるよう働きかけることが重要だと考えています。
K.A
私はDBREを手がける上で前職からのマインドである「No Ops, More Code」「Make it visible」「Don't Leave Issues (ゴミをまたぐな)」という3つの行動指針を大切にしています。それぞれ、開発者がいかにオペレーションよりコードを書く時間を長くするかを考える、品質や生産性を可視化することで健全な成長を促す、課題と感じる所を率先して取り組むという意味を表します。DBREはまだ本格稼働できておらずグループとしては投資の段階なので、上記の3つを軸にしながら会社に対して価値提供できる状態を目指します。
T.I.
私は変化に強いものが最後まで生き残ると思っています。そのためプラットフォームグループも社内の成長に応じた体制の変化や世の中の変化に適切に対応できるグループでありたいと考えています。あらゆる出来事に一喜一憂するのではなく自分達のやるべきことを土台として積み上げ、その過程でひとつひとつのミッションを達成していくという文化を築くことが私の仕事だと思います。

ABOUT CULTURE

コミュニケーションも環境も、自らデザインする。

question KINTOテクノロジーズのどんな部分に魅力を感じ転職を決められましたか?

K.A.
過去に同じ会社で一緒に働いたことのある、副社長の景山さんとT.I.さんから声をかけていただいたことが転職のきっかけです。決め手はKINTOテクノロジーズに会社見学に来た際、景山さんから「今楽しいの?」と聞かれて「楽しいです」と答えたら「じゃあここで再現してよ」と言われたことです。一瞬の出来事でしたがすごく印象的で、これは挑戦状なんじゃないかと思いその挑戦を受ける決意をしました。
J.S.
私の場合はちょうどコロナ禍だったので、会社見学の機会がないまま転職を決めました。転職の理由としては元々モビリティに興味があったこと、前職でSIer企業に出向していた経験があり自社でサービスを手がける会社にエンジニアとして参加したいと考えていたことが大きいです。またKINTOテクノロジーズの半分大手、半分ベンチャーのような体制なら前職で培った組織の中での動き方が活かせるのではないかと思い、自分がどう働くか、どうやって貢献するのかイメージができたため転職しました。
M.T.
私は二人ほどしっかりした動機はなく、トヨタグループが作るベンチャー企業にシンプルに魅力を感じて入社しました。チームの立ち上げに携わった経験もなかったため、その経験ができる点にも興味を持ちました。

question グループ内のコミュニケーションについて、何か気をつけていることはありますか?

N.O.
グループ内で相談があった場合、最終的に誰が何をするかというアクションプランを明確にしてから会話を終わらせるよう意識しています。課題が出ても誰が何をするかを曖昧にしたまま終わると同じ内容で相談したり、似たような課題で別の対応をしてしまったりするので、ちょっともした会話であっても得られた共通認識を確認してから業務に戻るよう心がけています。
J.S.
DevOpsチームはそれぞれが別のプロジェクトを手がけているので、プロジェクトごとのコミュニケーションでは開発メンバー対して積極的に自分のやっていることを報告したり、定期的に判断を仰ぐよう心がけています。グループ内は誰とでも話しやすい環境なので、雑談を交えながらあまり肩肘を張らずにコミュニケーションが取れています。気をつけているのはすぐに否定せず、相手の話をよく聞くことです。
A.T.
この中だと私だけ名古屋にいるのでみなさんと直接やりとりする機会は少ないのですが、どの役職の人でも連絡をしたらすぐ返事が来るようなコミュニケーションしやすい環境だと思います。私自身、何か困ったことがあればすぐに連絡するようにしています。
T.I.
バラエティに富んだ人材が集まっており、変化を楽しみながら様々な経験を持った人と一緒に働けることがプラットフォームグループの魅力のひとつです。コミュニケーションにおいても、仕事の話だけでなくくだらない話から真剣な話までできるメンバーに恵まれていると思います。作業スペースの一角にお菓子コーナーを設けているのですが、そこでは休憩がてらよくメンバーたちが雑談しています。

ABOUT HUMAN RESOURCES

情報を引き出し、情報を活かし合う。

question どのような人がグループの環境に合っていると思いますか?

M.T.
System AdministratorチームはAWSをメインに使っているので、新しい技術のキャッチアップが行えてさらにそれを実用化できる人を求めています。業務上、日常的に標準化や改善を意識できることも重要ですがプラットフォームグループは新しいことにチャレンジしやすい環境なので、メリットを提示しながらやりたいことをアピールできる人が活躍できると思います。
J.S.
まず柔軟性があり、コミュニケーションがしっかり取れることが重要だと思います。技術的な話だけでなくプロセス的な話をする場面も多く、自分の提案がいつも受け入れられるわけではないのでフィードバックに対して柔軟に対応し、再提案できる力のある人が合っていると思います。また積極的に手を動かすことも大切ですが、そこだけに集中するのではなく色んな人とコミュニケーションを取って情報収集できる人が活躍できるのではないでしょうか。
A.T.
私もコミュニケーションをしっかりできることが重要だと思います。なぜなら私たちの仕事は色々な開発部門の方々とコミュニケーションを図る必要があり、情報を引き出しつつわからないことは素直に質問するということが大切になってくるからです。スキルとしてはシステムの運用・保守・監視をマニュアル化するためにどう業務を定型化するかを考える力のある人に来ていただきたいと思います。

question 最後に、求職者へ向けて伝えたいことがあればお願いします。

N.O.
上から指示が降ってくるような環境ではないので、他のグループから来た依頼に関しても言われた通りに作業を行うのではなく「本当にやるべきなのか」という根本的な疑問を持つことが重要だと思います。また個人的には共通基盤を作り提供する側として、動いていればOKという考え方ではなくなぜ動いているのか、なぜ動いていないのかを考えて深掘りができる人に来ていただきたいと思っています。SREはこれから土台を築いていくフェーズなので、そこに対して興味のある方はぜひ応募してください。
K.A.
N.O.さんが言うように依頼ベースの仕事であっても自分事として捉え、他の人を巻き込んで効率的に進めていけるようなコミュニケーションを取れる方と一緒に働きたいと思います。自分の不得意な部分があってもそこで思考停止するのではなく、得意な人に動いてもらえるようなコミュニケーションを取る、そういった考え方を持っている人であればどんな領域でも活躍できるはずです。
T.I.
マネージャーとして私はグループ内のバランスを重要視しています。コミュニケーションが得意な方も黙々と作業ができる方もどちらも貴重な人材なので、足りない部分はサポートし合いながら得意な部分を引き出せるようなチームのあり方を目指したいと思います。また業界全体の課題でもありますが、女性の比率がまだまだ低いのでそこも増やしていきたいです。日本橋はご飯が美味しいので、新しいメンバーの方と一緒にランチに行ける日を楽しみにしています。