社員一人ひとりの
パワーを結集し、
トヨタグループの事業を
主導する
ドライバーになる

取締役副社長
景山 均

KINTOテクノロジーズの経営の根幹を支えてきた、取締役副社長の景山均。彼は創業以来、「技術者が活躍できる環境づくり」を大切にしてきました。その結果、私たちはトヨタグループにおいてWebサービス領域をリードする存在になれたのです。企業の現状や目指すビジョンについて、景山に語ってもらいました。

根底にあるのは、徹底した顧客視点。

トヨタグループは近年、経営の方針転換を行いました。かつては自動車の製造と販売店への卸に注力していたのですが、自動車の製造から販売・利活用、その後のサポートまでクルマのライフサイクルを包括的にサポートする方向へと舵を切ったのです。それに伴い、クルマのサブスクリプションサービス「KINTO」や、クルマのオーナーに向けた愛車のカスタム・機能向上サービス「KINTO FACTORY」などを提供するようになりました。

KINTOテクノロジーズは、トヨタグループ各社が展開するモビリティサービスやビジネスをテクノロジーで支援するために、2021年4月に設立された企業です。トヨタグループ内で屈指の、BtoC・DtoC領域に特化した内製開発組織となっています。

インターネット上でサービスを提供する企業は、素早くMVP(Minimum Viable Product)を開発してリリースし、ユーザーのフィードバックを得ながら改善していきます。私たちも同様に、そうした開発スタイルを採用しているのです。その根底にあるのは、徹底した“顧客視点”。つまり、「開発して販売したらそれで終わり」ではなく「プロダクトを継続的に成長させ、ユーザーにとってより良いものにしていくこと」を大切にしています。

KINTOテクノロジーズは企業として急激な成長を続けています。社員数は2022年9月時点で約270名になりました。外部のパートナーも含めると、合計で500名以上の大規模な組織になっています。そして、外国籍のメンバーが約3割、女性社員も約3割と、人材のダイバーシティがあることも特徴です。多種多様な考えやバックグラウンドのメンバーがいるからこそ、各人が異なる切り口でアイデアを出し、より良いプロダクトが生まれると考えています。

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社員が生き生きと働ける環境を実現するために。

私が企業運営で何よりも大切にしてきたのは、社員が楽しく働ける会社であることです。とはいえ、“楽しい”の定義は人によって違います。そこで、社員一人ひとりの声を拾い上げながら「その人は何にやりがいを覚えて働くのか」を見える化しようと試みてきました。

まだ社員数が少なかった頃は、私が定期的に全社員と1on1ミーティングを行い、仕事の状況や今後の目標などをヒアリングしていました。現在はその役割を人事・採用チームに移譲し、1on1ミーティングを実施してもらっています。

KINTOテクノロジーズはモダンな技術を積極的に取り入れることを大切にしています。先ほどの話にも通じますが、私たちのシステム開発では「プロダクトを継続的に改善すること」を重視します。そのスタイルでは、モダンな技術を用いるほうが開発・運用の利点が大きいのです。開発者が技術的な情報をキャッチアップできるように、各種の勉強会や技術コミュニティ、研修への参加、書籍の購入などを全社的にサポートしてきました。さらに、スキル研鑽をバックアップするための専門の部署も立ち上げています。

また、KINTOテクノロジーズには全社的な技術基盤を構築するインフラチームがあるのですが、彼らはAWSの各種最新技術を定期的にレビューしており、AWSのソリューションアーキテクトとの週次のディスカッションも行っています。そして、各アプリケーションの開発を担当するチームでは、技術の採否をチームごとに判断してよい方針にしているのです。そうした数々の工夫により、最新技術を積極的に取り入れられる体制を実現しています。

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トヨタグループにおける、Webサービス領域の先駆者に。

今後KINTOテクノロジーズは、トヨタグループにおけるWebサービス領域の先駆者になっていきます。これからも組織全体の力を強めていき、トヨタグループが新しい取り組みを実施する際、私たちがプロジェクトをリードできるような組織を目指したいと考えています。一般的に、インターネット上でサービスを展開する際には、システム開発が事業上のボトルネックになってしまうことが多いです。しかし、私たちはむしろその逆。事業を成功させるドライバーになります。

それから、働いている人々がワクワクする会社にしたいです。組織の規模が大きくなるにつれて、体制が保守的になっていく会社も多いですが、私たちはそうはならない。開発のスピード感や自由さを失わない組織にしていきたいと考えています。

現在のフェーズのKINTOテクノロジーズに参画することは、エンジニアやデザイナーのキャリアにもきっとプラスの影響があります。私たちのトヨタグループ内での存在感は着実に高まっており、担当するプロジェクトの数も増大しています。難易度が高く挑みがいのある仕事が社内のあちこちにありますし、その業務を担うことでスキルを研鑽できます。今はトヨタグループ全体のビジネスが大きく変わろうとしているタイミング。会社の転換期には、良いことも悪いこともたくさん起きます。それらを経験できるのは、今このフェーズしかありません。

こうした成長著しいKINTOテクノロジーズで働くのに向いているのは「エキスパートでありたい」「高いモチベーションを持って仕事に取り組みたい」「自分のスキルを磨き続けたい」という思いのある人。そして何よりも「プロダクトと真摯に向き合いたい」という人だと思います。エンジニアリングだけではなく事業のことにも興味を持ち、自発的にアイデアを出せる。そんな人が活躍できる環境です。私たちは創業間もない会社。まだまだ無いもの尽くしの環境だからこそ、それを楽しめる人とぜひ一緒に働きたいです。