グローバルKINTO開発グループ

各国のKINTOビジネス展開が迅速に行えるように、ID・グローバルアプリ・デジタルクーポン・バックオフィスなどのプロダクトをワンストップの形でプラットフォームとして開発を担い、KINTO及びトヨタファイナンシャルサービスの世界展開・拡大をテクニカル面からリードするグループ。世界とKINTOテクノロジーズをつなぐ窓口として、開発業務だけでなく各国とのやりとりを全て担っています。

TALK MEMBER

  • プロダクトマネージャー

    D.S.

    プロダクトマネージャー

    2020年12月入社。
    IDプラットフォームの開発を手がけるチームで、プロダクトマネージャーを務める。全く異なる職種からソフトウェアエンジニアに転向、その後はプロジェクトマネージャーとして複数の事業会社で経験を積みアプリケーション開発会社を経てKINTOへ入社。

  • プロデューサー

    M.S.

    プロデューサー

    2021年1月入社。
    開発におけるテクニカル面以外の領域を幅広くサポートする。スペインで生まれ育ち、ヨーロッパを拠点にフリーランスの翻訳・通訳者として働く。2016年から日本に帰国し自動車業界で経験を積み、前職でソフトウェアの開発に携わりKINTOへ入社。

  • リードエンジニア

    K.O.

    リードエンジニア

    2021年7月入社。
    中東に向けてサービスを展開するプロジェクトのリードエンジニアを務める。日本生まれ日本育ち留学未経験ながら、前々職はSIer企業でSEとしてベトナムのオフショアリーダーに従事。その後はグローバル色の強いECサイト制作会社に勤めKINTOテクノロジーズへ入社。

  • エンジニア

    J.L.

    エンジニア

    2021年7月入社。
    グローバルIDプラットフォームの開発を担当する。2016年に留学で中国から日本へ。前職ではAIロボットを用いた自動案内システムの開発に従事し、より大きなプロジェクトへの参加を望みKINTOテクノロジーズへ入社。

  • エンジニア

    C.L.

    エンジニア

    2022年4月入社。
    グローバルに展開するKINTOサービスのデザインシステムの開発を担当する。2009年に香港から日本の語学学校へ進学し就職。マーケターからエンジニアへ転向し複数の事業会社を経てKINTOテクノロジーズへ入社。

ABOUT GROUP

KINTOと世界をつなぐ存在に。

question グローバルKINTO開発はどんなグループですか?

F.X.
グローバルKINTO開発グループは、親会社のトヨタファイナンシャルサービス(以下、TFS)、海外現地法人、外部パートナー、KINTOテクノロジーズの 4社間で進めるKINTOサービスの世界展開を、テクニカル面でリードしています。現在は各国に向けてID・クーポン・バックオフィス・グローバルアプリなどのプラットフォームを開発及び展開し、グローバルの観点でユーザに一貫性を持った体験を提供できるように励んでいます。
D.S.
KINTOやトヨタが抱えている課題やサービスの状況に応じて、色々なプロジェクトが発生しそれにクリエイティブな技術で応えるグループです。所属しているメンバーはそれぞれ異なる技術や経験を持っているので、クリエイティブの側面からサービスの改善案を出し、周りを巻き込みながらプロジェクトを進めています。

question 社内におけるグループの役割や特徴を教えてください。

F.X.
社内で私たちのグループが率先して進めているのは、Webの改善とKINTOのブランディングです。KINTOのビジネスサイドとのやりとりが多く、弊社の副社長である景山とも密に連絡を取り合ってプロジェクトを進めているため、KINTOが目指している未来や今考えていることをベースにクリエイティブを構築できるという特徴があります。
M.S.
エンジニアとマネージャー・プロデューサー等の比率は7:3で、様々なバックグランドを持ったメンバーが集まっています。グループ内の動きとしては、まずプロダクトマネージャー(以下、PdM)がプロダクトの機能やユーザーに提供したい体験を定義し、次にエンジニアが設計・プログラミングし日本のマーケットに展開します。その後、プロダクトを各国に展開するために、プロデューサーがマーケティングを行います。

ABOUT WORK

枝分かれする課題を、ひとつひとつクリアする。

question 現在、取り組んでいる業務内容について教えてください。

D.S.
私はJ.L.さんと同じIDプラットフォームのチームで、プロダクトを通してユーザーにどんな体験や機能を提供するかというプロダクトのコアになる部分を考えています。なぜこのプロダクトを作るのかを考え決定し、そこから開発に繋げていくことが私の役割です。
J.L.
私はIDプラットフォームのチームで開発に取り組んでいます。現在はD.S.さんが考えた体験や機能をシステムとして性能が良いと言える状態で実現するために、設計上の問題点を探し改善するという作業を繰り返し行なっています。同時に、日々の業務を効率化するツールの開発にも取り組んでいます。
K.O.
現在はカーシェアやレンターカーといったモビリティサービスを使う際に必要となる、バックオフィスのAPIなどの開発を手がけています。国ごとに法律や文化が異なることで生まれる障壁をいかに技術的に乗り越えるかが重要で、マイクロサービスアーキテクチャ(以下、MSA)を使ったスピード感のある開発に取り組んでいます。
M.S.
私はプロデューサーの立場として、開発されたプロダクトのソリューションやサービスをいかに各国へ紹介するかということに日々注力しています。各国とのやりとり以外にも個人保護法などをどうクリアしていくかなどの細かい業務もあるため、課題に応じてチームのメンバーを巻き込みながら取り組んでいます。
C.L.
私はデザインシステムというプロダクト開発及び展開に取り組んでいます。デザインシステムの目標は2つで、ひとつは一貫性を持ったデザインを同じ土台で開発できる状態にすること、もうひとつはデザインだけでなく開発をコンポーネント化し、ライブラリからソースコードを含んだテンプレートを引っ張ってくれば効率的に開発ができる状態にすることです。

question これまでに手がけているプロジェクトや業務の中で、印象に残っていることはありますか?

D.S.
私は入社して初めてプロダクトを展開した先がイタリアだったのですが、イタリアではアプリの登録時に性別を入力することが一般的ではないとわかりアプリからジェンダーを取得する機能を外したことが印象に残っています。文化の違いを考慮しながらプロダクトを開発する大変さを経験した反面、その国の文化に触れながらその国にあったプロダクトを提供できるという仕事の醍醐味を感じました。
K.O.
私は今、中東のある国に向けてアプリを構築しているのですが、AWSで特定のリージョンで対応していないサービスや機能に直面し苦労しました。他にもタイ語やアラビア語など多言語対応のためのシステム構成をマイクロサービスのアーキテクチャで構築し、API 設計を見直すなどグローバルサービスならではの問題を日々身をもって体験しています。社内ではマイクロサービスの共通のライブラリが存在しスピーディに開発を行えるので、そこは強みだと感じています。

ABOUT CULTURE

困難を乗り越えるために学び、工夫し挑戦する。

question 入社してから感じたグループの印象について教えてください。

C.L.
入社してまだ2ヶ月なので全員とコミュニケーションを取ったわけではないですが、自分が関わっているチームは密にコミュニケーションを取っていて何かあればすぐに相談できる相手がいることがとても助かっています。入社前に想像していた通り、各国と連携してプロダクトを開発していましたし、今取り組んでいるデザインシステムもプロダクト全体に大きなインパクトをもたらすと思うのでやりがいを感じています。
J.L.
中国にいる間はモバイルゲームのエンジニアとして働いていたので、バックエンドエンジニアのスキルはまだまだ浅かったのですが、KINTOのサービスはほぼAWS上で構築しているのでとても勉強になりました。KINTOとしての勉強会だけでなく、グループやチームとしての勉強会も定期的にあるので学べる機会は多いと思います。

question みなさんがお仕事をする上で気をつけていることやこころがけていることはありますか?

K.O.
現地のメンバーと密にコミュニケーションを取ることを心がけています。言葉も文化も異なるメンバーでプロダクトを開発する時「言わなくても伝わっているだろう」という考えは一切通用しません。実際にタイに向けてプロダクトを展開していた時は週3日ほど現地のメンバーと打ち合わせを行なっていました。
M.S.
私はプロデューサーとして色々な国の人とやりとりをする機会が多いため、プロダクトのことを伝える時はできる限り無難な言葉で表現するようにしています。人によって使う言葉や表現の仕方は異なりますが、それを誰が聞いてもわかるような表現にして、プロダクトのコアを伝えることがプロダクトをグローバル化し、ローカライズ化する上で重要だと考えています。
F.X.
グループを立ち上げた頃から、グループ内で共通のプロセスやナレッジを蓄積し、わかりやすい形で提供したいと考えてきましたが正直、今は難しいです。なぜならグループとプロダクトのどちらも成長段階にあり、決まりを作っていくよりいかに課題を乗り越えていくかという能力が求められているからです。そのためグループ内に仕組みを作るより、困難をチャンスと捉えチャレンジできる人材を増やしていく必要があると言えるでしょう。

ABOUT HUMAN RESOURCES

課題がある=チャンスがある環境。

question みなさんはどんな人と一緒に働きたいですか?

C.L.
これだけのスピード感を持ってグローバル展開している企業は日本になかなかないと思うので、組織のあり方や仕事の形が定まっていないことにネガティブになるのではなく、柔軟にチャレンジをできる方に入ってきて欲しいと思います。
M.S.
アイデアを豊富に持っていて、それを発言しながら実行できる人に来ていただきたいです。またローカライゼーションの面から考えると純粋に海外に興味がある人が向いていると思います。
J.L.
プロダクトを世界中に展開する上で一番の課題となるのは人手不足です。そのためKINTOのプロダクト開発においてメインの技術となるSpring BootやAWSの経験を持っている方に来ていただけたら嬉しいです。
D.S.
私たちもモビリティサービスの正解を持っていないし、3年後には全く別のことに取り組んでいる可能性もあるので、ゴールが決められたことを決まったやり方で進めるのではなく、不確実性に耐性がある方やその環境を面白がれる方と働きたいです。
F.X.
まさに皆さんが言葉にしてくれた通りで、グループが求めているのはセルフスターターであり自分で考えて動ける人です。自分がやりたいと思うことだけに集中するのではなく、どうやったら特徴の異なる複数のサービスを効率よく構築していけるかということに興味を持てる人が向いていると思います。

question 最後に、求職者向けて伝えたいことがあればお願いします。

K.O.
私は海外でも通用する人材になりたいと思って入社して、実際にAWSやMSAを使って開発できていることや英語を使って色々な国の人と仕事ができていることにとても満足しています。今は英語に自信が無くても話したいという強い意志さえあればいくらでも挑戦できる恵まれた環境だと思うので、グローバル人材になりたいと考えている方はぜひ応募してみてください。
D.S.
私は転職によって数多くの職場環境を見てきました。それぞれに良い面・悪い面がありますが、私たちのグループの良さは色々な国に対して色々な形で価値を提供する機会があることと、歴史のある企業のグループでありながらスピード感を持ってチャレンジできる環境があることだと思います。自動車業界の中では特に異質な存在で、自分次第でいくらでも成長できる環境だと思うので、意欲のある方ならとても面白い経験が積めると思います。
F.X.
エンジニアなんだけどPdMが考えていない領域に対して意見が言える、またはPdMなんだけどエンジニアが見えていない視点をアドバイスできるなど、肩書きを超えてサービスのためにアイデアを出し実行してくれる人材を求めています。会社のトップと同じようなマインドで開発や業務を遂行できるチームが理想だと思うので、そういった意識を持っている人やKINTOサービスに共感していただいている方をお待ちしております。